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🌞委員会🌞ミニクリスマス会読み聞かせ

ミニクリスマス会で行われた図書委員による読み聞かせです。

Halloweendayに続き、全編オリジナル。さあ、今回はどんなお話でしょうか・・・?

タイトルは『 クリスマスの日に 』。

はじまり、はじまり~!

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今日はクリスマスイブ。
「あか」と「みどり」はクリスマスの飾り付けをしていました。
飾り付けをしていた「あか」は窓から誰かが外にいるのが見えました。
そのことをみどりに伝えると、「あか」は「みどり」を置いてポストの中を見に行きました。

ポストの中を見ると1通の手紙がありました。
よく見ると下にサンタさんの名前が書いてあります。
気になって仕方なかった二人は早く手紙を読みたかったので外で開いて読みました。

なんとプレゼントづくりを手伝ってほしいとのことでした。
「あか」はぶつぶつ文句を言っています。そんな「あか」に「みどり」は手紙の最後に小さく書いてあった文字を思い出し、「あか」につたえました。

手紙を読み終わると、サンタさんがトナカイのソリに乗ってきました。
「あか」は目を輝かせて早く仕事をやりたい!と言いました。
サンタさんは二人をトナカイのソリに乗せて、サンタさんの家に行きました。

家の中に入った二人は驚きました。なんとお城のように広かったのです。

ある部屋に入るとそこは手紙が山積みになっていました。
サンタさんは困った顔をして二人に仕事の内容を言いました。

仕事内容は時間内に21億人のプレゼントリストを見て箱に詰める作業をし、それを小人10人が運ぶという流れです。

「あか」と「みどり」は最初こそ手間取っていましたが、5回6回とやるにつれて二人とも慣れていき、今では目に追えないスピードで作業していきます。
それでも時間はどんどん過ぎていきます。
まだ作業は終わりません。

サンタさんがさらに小人を呼んでくれました。
そしてあと1分!!!3,2,1!!なんとか作業は終わりました。
でもまだあと10個配りにいかなければなりません。
サンタさんと「あか」と「みどり」で配りに行くことにしました。

まだ夜は明けないので、ゆっくり配っていくことにしました。
サンタさんは二人に手伝わせてすまんなと言いました。二人は顔を見合わせて笑い、楽しかったからいいよと言いました。
最後のプレゼントを二人で配り終わり、サンタさんに家へ送ってもらいました。
家に着き、二人はサンタさんにバイバ~イと言うと、サンタさんはメリークリスマス!良いクリスマスを!と言い、ソリに乗って帰っていきました。

「あか」と「みどり」が部屋へ入ると、緑色のリボンがかかっている赤色の箱が置いてありました。箱には外で開けてくださいと書いてあります。

二人は不思議に思い、外に出て開けてみると中身が空へ高く飛んでいき、ポンッと爆発しました。

そしていろいろな家に光が灯り、みんながクリスマスを祝っています。

ある一つの家ではその光にびっくりしてサエとリンが飛び出してきました。
「あか」と「みどり」の家はサエとリンの家の隣なので、四人で少し話をしました。
話し終えたあと「あか」と「みどり」は手を繋いで空を見上げながら眠そうな顔をして家に帰ったとさ。

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いかがでしたか?

目を輝かせながら「早く仕事をやりたい」と言い、21億人分のプレゼント詰めという、途方もない作業を手伝わされながら、最後にサラッと「楽しかったからいいよ」と言えるあかとみどり。そんな人に私はなりたい。

なんでも見返りや対価を求めるのではなく、無償の行為こそが尊いのだということを知っている。そんなあかとみどりだからこそ、サンタは町全体を明るく照らす花火というプレゼントを贈ってくれました。そして、その花火を見上げながら、町の人々はクリスマスを祝うのです。やれ、パーティーだなんだとかつい浮かれてしまいがちですが、本来クリスマスとはこういうものではなかったか。

ふう、つい熱くなってしまいました…。

最後に『 ハロウィンの夜に 』のサエとリンが登場して、思わず微笑んだ人もいることでしょう。

図書委員のみんな、今回も最高だったよ!!!